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子宮がんに於ける抗がん剤の種類

 抗がん剤は100種ほどありますが、子宮がん(頚がん、体がん)に有効なものは「細胞障害性抗がん剤」で、大別して“代謝拮抗剤”,“アルキル化剤”、“抗がん性抗生物質”、“微小菅障害薬”、“プラチナ製剤”があります。

 ●代謝拮抗剤
  増殖が旺盛ながん細胞に多数含まれる酵素を使用して、分裂を抑制しようとする薬剤で、代謝拮抗剤はプレドラッグ(元々の作業をする以前の化学構造をした薬剤)として与えられ、がん細胞中の特定の酵素の影響を受けて活性化してがん細胞を死に追いやりますが、この酵素は正常な細胞にも存在しダメージを与える事になってしまいます。

 ●アルキル化剤
  第一次大戦に使用された毒ガス兵器の一つであるマスタードガス開発研究の結果から生まれた抗がん剤で、DNAと連結してDNAを損傷し且つ細胞分裂の際にDNAを破壊してがん細胞を死に追いやります。つまり細胞毒と称される毒薬であり正常な細胞にも良くない影響を与えDNAの損傷は正常な細胞をがん化させる可能性があります。

 ●抗がん性抗生物資
  微生物から精製される物質で、通常の抗生物質が細菌を絶滅させるのと同じ様にがん細胞を絶滅する抗生物質で、主たる作用原理はがん細胞のDNAの合成阻害とDNAの鎖連結の分断であるため正常な細胞にも悪影響が出て骨髄生成を抑え心筋の障害や肺繊維症等副作用が起こります。

 ●微小菅障害薬
  微小菅障害薬は、植物アルカロイドとも呼ばれ植物から生成される薬剤で細胞が分裂する時に働く微小菅の機能を阻害停止させてがん細胞を滅亡させます。微小菅に作用する内容の相違によりビンアルカロイドとタキサンと云う二種類に分類され、ただ微小菅は神経細胞に多大な影響を与えるためこの抗がん剤によって手足が痺れるなどの神経障害が発症する事が有ります。

 ●プラチナ製剤
  プラチナの電極を使用して菌の培養中に電極のプラチナが培養液に溶けて殺菌作用のある化合物に変化する事が判明して抗がん剤として使用される様になり、がん細胞のDNAと結合してDNAがコピーされる事を阻止し分裂が不可能になったがん細胞を絶滅します。プラチナ製剤の特徴は他の抗がん剤に効果が無かった時やがん細胞が薬剤に耐抗が有る場合に効果を発揮します。

 

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