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子宮頚がんの放射線治療の実際(Ⅰ)

 子宮頚がんにおける放射線治療は、原則的に外部照射(別名体外照射)及び腔内照射を併用して行います。先ず外部照射は以下の処方で行なわれます。
●外部照射
 1.外部照射では照射範囲は骨盤リンパ節を十分に含めて照射を行い、原則として腹背(前後)から対向して2門で行います。
 ・腔内照射を効果的に行なうためには、外部照射は可能な限り照射野の中央部分を遮蔽した照射法を採用しますが、この際に中央遮蔽は4cm幅(A点間距離)のものを使用します。
 ・その中央遮蔽を外せば全骨照射の照射野となります。
 2.外部照射による治療スケジュールは基本的に一週に5回の単純分割照射を行い、一週の病巣への放射線量を10.0Gy前後としますが、病巣への総放射線量は40.0Gyを必要とします。
 ・全骨盤照射においては1回の放射線量を1.8Gyとし、中央遮蔽による照射の場合は出来るだけ1回当りに2.0Gyで照射するのが良いとされています。
 ・ただ例外的に腔内照射のみで、又は全骨盤外部照射のみで治療が行なわれる事があります。

●腔内照射
 1.腔内照射は基本的に子宮内線源(tandem)及び膣内線源(ovoid)での照射を併用して行います。
 2.腔内照射は、腔内照射が可能となった段階で、外部照射中の可能な限り早期に開始する事が重要です。
 3.子宮内線源と膣内線源とは併用されますが、個別に使用される事もあります。
 4.子宮内線源は、子宮の底まで挿入して設置します。
 5.膣内線源は、線源間隔が可能な限り大きいものを使用します。

 

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