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子宮頚がんの科学放射線併用療法の実際
近年では放射線治療の成績改善の為に放射線治療と科学療法を組合わせて行なう方法が試みられています。この療法は先ず化学療法を行い、その後に放射線治療を行います。
治療による腫瘍の縮小に従って顕微鏡的遠隔転移病巣の治療を目的とするNAC(Neoadjuvant Chemotherapy)或は化学療法並びに放射線療法を同時に行なうCCR(Concurrent Chemotherapy・科学放射線同時療法)があります。
顕微鏡的遠隔転移病巣治療(NAC)後に行なう放射線治療は、メタアナリシス(過去に独立して行なわれた複数の臨床実験データを統合し統計を行う手法の事)によるの結果その効果は否定的なものとなり近年では用いられる事が殆ど無くなっています。
他方、CCR(科学放射線同時療法)は、近年とみに盛に治療に採用され、相次いで療法の有効性が報告されています。
科学放射線同時療法の利点には以下のものがあります。
①放射線療法と抗がん剤の相乗的な効果を期待する事が出来ます。
②中心的な治療である放射線治療の開始を早くすることが出来ます。
③交叉耐性の発生に余裕を与える事無く治療を行なう事が出来ます。
④源病巣及び遠隔病変の治療を同時に出来ます。
これ等の症例の報告による共通点は、CDDP(抗がん剤の一つであるシスプラチン及びドキソルビシンを併用した療法)を採用した科学放射線同時療法で、放射線単独療法類等やCDDP以外の薬剤併用類よりも有意的に高い生存率の結果が得られているという事です。
今後は進行頚がん又は再発した頚がんの治療の場で、プラチナ製剤を併用する科学放射線同時療法の採用が中心となると思われます。ただ今後使用する化学療法の併用薬剤並びに投与の方法を検討する必要があります。
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