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子宮がんの用語略解説(Ⅳ)
●多剤併用療法
子宮がんを始として、複数の抗がん剤を組合わせて一緒に処方する療法で、主な目的は副作用の軽減、薬剤耐性の阻止、効果を最大に持って行って投与する事にあります。がんの種類によって薬剤の組合わせは種々あります。
●凍結療法
がんの組織を急速冷凍してがん組織を破壊する療法ですが、いかに正常細胞への影響を少なくがん組織だけを瞬間的に凍結するかが問題になります。冷却には液体窒素、笑気ガス、炭酸ガス、フロンガスなどが用いられます。近年は適応可能な部位が広くなり子宮頚がんを始め前立腺がん、肺がん、骨肉腫、脳腫瘍、脊髄腫瘍などの療法として採用されています。
●動注科学療法
化学療法の一つで、抗がん剤をがん腫瘍の栄養源の補給路となる動脈へ直接投与する事によって、高濃度の薬剤を腫瘍へ集中させる療法を言います。腫瘍へ直接攻撃することから効果は大きく、全身への副作用も軽減できますが、子宮がん等には余り用いられないようです。
●内視鏡手術
内視鏡と呼ばれる機器によって行なわれる手術で、手術はテレビモニターを見ながら操作する療法で、最近では子宮がんでも用いられる事があるようです。
●発がんイニシエーション、発がんプロモーション
がん発症二段階説では、がんの発生は二段階から成り立つとされその第一段階は発がんイニシエーション、第二段階は発がんプロモーションと称されています。
発がん物質が遺伝子の損傷を与えた事によって突然変異した細胞が残るこの作用をイニシエーションと呼び、逆に科学物質などにより変異細胞が不死化してがん化する作用のことをプロモーションと呼ばれます。
●標準治療
長年に渡る臨床試験によって得られた結果から最善とされた治療で、がん治療は各学会から標準治療法のガイドラインが発表されていますが、この標準治療は必ずしも絶対的なものではなく、技術の進歩で新療法が標準治療となる事が有ります。
●p53遺伝子
がん抑制遺伝子の一つで、DNAに異常が起こった場合に、細胞を自殺へと導いてがんが発症するのを抑制する作用がありますが、がんの多くでこの遺伝子が変異を起こしていてがんの発症と深い関係があります。
現在では正常型のp53遺伝子をがん細胞内へ導いてがんをアポトーシスしようとする遺伝子治療が行なわれており成功例が報告されています。
●フルオエオウラシル(5-FU)
抗がん剤の一つでがん細胞の代謝を阻害する代謝拮抗剤と称されている物で、適応するがんの種類は多くあることから多用されている抗がん剤ですが、造血抑制、嘔吐、口内炎、下痢などの副作用が報告されており殊に消火器への副作用が強いとされています。
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